怖い話

心霊系DVDを観るのが好きだというK氏。

宿泊先でも観るほどお好きらしい。

とにかくよく観ていた。が、現在は観るのを止めたとの事。

 

K「骨折してさー」

 「そしたら次は自転車でこけて、頭・・

  ここ(右の生え際から右目尻の辺り)を

  16針縫ってさあ」

 「そいうの観てると、もってかれちゃうんだって」

 「だから観ないほうがいいよ」

 

と、稲川淳二の話を続けるスへアドバイス。

 

私(淳ちゃんのは・・・大丈夫じゃないかしら・・・)

 

口では怖いねと言いつつ、全く信じてなさそうな顔のス。

 

私(この顔好きだわー。ゼロの顔)

 

*ゼロの顔=あくまでも真剣な面持ちだけど興味は薄い

 

そのゼロの顔を堪能する瞬間が訪れる。

私の前方のお客さんが自身の怖い経験を語り始めた。

スの顔がこちらに向く。

 

〈客の怪談噺を簡潔に記す〉

金縛りにあい、目覚めたら自分の左腕に左手の跡がついていた。

 

その話は子供の頃から何度も見聞きしたな~。

あぁ懐かしや『あなたの知らない世界』。新倉イワオ先生。

(当然ながらこのお客さんの話を作り話だとは思っていません)

(私が歳くってるだけです)

(怖がる会場のお嬢さん方を見て楽しんでました)

 

ス「え~怖いね」

 

一度はこう言ったものの、お客さんの

 

客「ありえないじゃないですか?自分で自分の左手を握るのって」

 

ス「それさぁ、俺に疑われないように予防線張ったでしょ」

 「左手で左手をって、張ったでしょ。でも怖いね」

 

お客さんの怪談噺を聴いてるときはゼロの顔だったのに、

ツッコミいれるとき楽しそうだった。

ほんとーに喋るの好きだなおしゃべり坊や。